(37)1977年12月16日 初めてクリスマスカードを書く 淳一郎
先週の大寒波が過ぎ去って、今週は穏やかな暖かい日が続き、春が来たような気がします。今日はミニタームのファイナルのレポート「日本の宗教的休日の重要性」を書き終わったところです。明日からのシカゴ・ニューヨークへの2週間の旅行の準備をしているところです。先日、羽根先生の家に呼ばれて食事をした時、「ゲールズバーグの春を愛す」(早川書房)という本を見付けました。ノックスの卒業生が、ゲールズバーグを舞台にして書いた短編小説です。実際の町の名が出ています。たいした小説ではないけれど、気が向いたら読んでみてください。羽根先生も「二流小説」と、ここだけは日本語で言われました。
本といえば、岡田先輩も本を出しています。潮流社「英版江戸小咄」といって廊話を訳されたものです。9月の縮刷版を見ていたら、あのAP記者の石山さんも英語のSwear Wordばかりを扱った本を出版したようですね。
ミニタームの間、ロータリークラブ奨学生でノックスにいる日本人と空手をやっています。拓大の空手部だっただけにたいしたものです。河崎さんの柔道着を借りて黒帯をしめて汗を流しています。河崎さんは、炊飯器を持っているので、時々ご飯を炊いて食べています。そこでお願いですが、「ふりかけやお茶漬けのり」など送ってくれませんか。それから碁の入門書も。
初めて、クリスマスカードというものを書いています。日本の友達には年賀状を兼ねたものにしました。由利枝ちゃんの住所を教えてください。それはそうと、あのデイシェインさんから手紙が来ました。フィリピンに転勤になったそうです。「大変な一年だったね、お互いに」と書かれていました。
ところで、正月のお年玉にはどんな意味があるのかご存知ですか。昨日、初めて知りました。昔は、分家の人々が本家に集まったときに、先祖の霊を分割するという意味で、ご馳走を食べたり、お年玉として分け与えたりしたらししのです。お中元のときの贈答も、年取った両親に子供が魚を贈ったことから始まったそうですs。プレゼントというのは、形式に過ぎないなどといわないで、お父さんもお母さんも面倒くさがらないで、クリスマスやお正月にプレゼントしあったらどうでしょう。これ、息子からの提案です。もっとも、僕は何も贈っていませんが。家の両親はまだ若いから、ご勘弁を。
*1岡田晃雄氏。バンクロフト奨学基金留学生第一期生。ノックス大学1933年卒業。グルー基金バンクロフト奨学基金理事。
*2河崎俊平氏。ノックス大学3年先輩。
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