(116)1996年1月16日 あとがき 淳一郎
書いてから20年近く経って自分の書いた手紙を読んでみると、懐かしいこと、恥ずかしいこと、驚くことなどがあり興味深い。留学当時は、とにかく手紙を書くことだけが唯一の自己表現の場であったので、一生懸命書いた。また、手紙を読むことが何よりの楽しみだった。
ついこの前まで先輩にアドバイスされるばかりだったのが、最近になって立場が逆になるケースが多くなってきた。留学生に対するアドバイスの一つは、両親に手紙を書くこと。日記を書くこと。要するに異文化体験を記録しておくことである。今は学制でもファックス・電話・メールなど普及しているので、切手を貼って投函する必要はなくなったが、文章に表現する必要は残っている。
時間をかけてワープロを習得しこの手紙を入力した親父に敬礼。知人に強引に配布するつもりでいるが、他人が呼んで面白いか否かは別として、当事者の我々が読むことでけでも十分な価値があった。留学中に知り合って結婚した妻と娘の理恵にもいつか詠んでもらいたい。
将来は、留学時代の日記をまとめたい。文章にはなっていないのでこれは自分で思い出しながらまとめるしかない。原稿が出来たら、また親父に渡すことにする。それまでにはパソコンを習得していて欲しいのだが。
シカゴにて、気温零下10度
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