(35)1977年12月12日 体感温度は零下50度 淳一郎
いよいよ年末になって、文字通り「師走」となっているのではないでしょうか。こちらは、とうとう本格的な寒波が押し寄せてきましたが、元気でやっています。昨日は、12月8日、真珠湾攻撃(Remember Pearl Harbor)の日でした。お父さんは、大変寒い日だといってましたが、こちらも昨日は、吹雪でした。現在の積雪15センチ、気温零下20度、風が強いので体感温度は零下4-50度ぐらいになるそうです。こちらの温度計は華氏なので、摂氏への換算計算ばかりやって変なことに感心ばかりしています。印象としては、日本の方が寒い感がします。何といっても部屋の中で、ストーブにかじりつくようなことはありません。シカゴよりゲールズバーグの方がはるかに寒いようです。シカゴには海のような大きなミシガン湖があるため、大分寒さが違うようです。
さて、先学期の成績が出ました。驚くなかれ、数学がA、英語と人類学がB。人類学でBが取れたのは嬉しかったです。何しろ一般学生と全く同じ論文ばかりのテストで82点が取れたのですから。英語の作文をまじめにやってきたのが良かったのだと思います。今も英語の論文を書かされています。ミニタームも後1週間、コンピューターの使い方が分かりかけてきました。また、一つ楽しみが出来るお陰でコンピューターも楽です。いずれ、正式なプログラミングのコースを取るつもりです。
今考えていることは、お金の使い方と、自分の性格の中で、どうも人に会った時第一印象で、相手の人柄を決め付けた見方をしてしまう癖を治したいということ。ちょっと頑固なところがあって、最初気に入らないと以後付き合うのを避けたがる傾向があります。これは、良くないですね。損をしているように思います。特に、国際社会においてはもっと自由に考えないと孤立してしまいます。人は付き合っているうちにどんどん変っていくものですよね。なかなか難しいことだけれど。
今ノックス大学には、二人のサウジアラビアの学生がいます。彼らh、政府の金で留学しているのですが、金の使い方はまさに豪快です。二人とも、既に8千ドル以上の新車を買ったし、部屋には電話を引き、家に電話をしたときは一回軽く百ドルは使う。寒ければヒーターを買ってくるし、カラーテレビも買う。しかし、勉強はあまりやらない、といって実態ですが、外見だけで判断するのは間違いですね。何と言ったらよいか、彼らから学ぶことも随分あるのです。
送って欲しいもの。「谷間の店から」柴田美智子著、「被差別部落の伝承と生活」「第三世代の学問」中公新書、「ダーウイン論」筑摩書房・今西錦司著。
シャーペンの針は、こちらでも買えることが分かりました。勿論日本からの輸入品です。
昨日の新聞には、一面に真珠湾攻撃の写真と、「勝ったのは誰か」という記事がでていました。日本経済関係での日本の進出を言っているのです。
ではまた。
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