(20)1977年9月29日 (淳一郎) 冗談はわからないが一緒に笑う

又、一週間が終わろうとしています。金曜日の夜は、図書館がガラガラ。本当に週休二日制というのは良い制度です。 荷物が全部届きました。カセットデッキも昨日無事に着きました。ご心配をかけました。昨日、シカゴの日航に45ドル小切手で送りました。やっとこれから落ち着いて勉強が出来ます。お金も今日つきました。ありがとう。早速銀行に預けました。 やや疲れ気味です。毎日図書館でうたた寝ばかりしています。そのためか一昨日から風邪気味です。昨日はサッカーの練習を休んで一日じっとしていました。もう大丈夫です。一時は熱が出るのではないかと思いましたが、りんごをかじってひっっ繰りかえって音楽を聴いていたら大分気分が良くなりました。今週末はサッカーの試合が二試合あります。土曜日は相手の大学の寮に泊まります。休養が第一ですね。 先日床屋に行きました。電気鋏でジャーとやっと20分ぐらいでおしまいです。頼まなければシャンプーも髭剃りもやってくれません。料金は3ドル30セントです。安いです。床屋はアメリカがいいです。 毎日よく食べます。食欲が回復しました。夕食は7時前ですが、12時ごろになると同じ階の連中とピザを注文して食べます。Suiteといって各階毎にあるリビングルームみたいなところに、三々五々集まってきて食べます。このときのおしゃべりはほとんど冗談ですが、何がおかしいのか僕には分かりません。しかし、一緒に笑っています。 日本から持ってきた音の出る計算機とセイコーの時計がみんなの人気を博しています。アメリカ人はおしゃべりで陽気で無邪気な反面、自分の考えを表現することには長けています。ノックス大学は小さな大学ですが、いろいろなタイプの学生がいます。年を聞いてみると二年生でも、僕より年下の学生がいます。 もう一つ気になることは、僕が食事中に話すことに慣れていないことです。もっとゆっくり話しながら食べないと、ここではやっていけないような気がします。習慣の違いの一つでしょう。これからは、話しながら食べる、食べながら話すように心がけます。朝夕は大分寒くなってきました。秋分も過ぎたのですね。先日の手紙でそのことに気が付きました。このころはいろんな人から手紙をもらって励みになります。 E.フロム著「自由からの逃走」という本があったら送ってください。 ではまた。

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