(117)1996年1月17日 あとがき 五郎
両親、1977年夏、羽田空港にて
留学3年目あたりから淳一郎からの手紙は、めっきり減ってきた。一つは、アメリカの生活に慣れて、家庭や日本のことを考えなくなったためだろう。いまひとつは、手紙に変って電話を利用するようになったからである。電話は電話の長所があるが、私たちは、息子の留学ですばらしいプレゼントを貰った。親子が互いに近況を伝え合い、考えや意思を伝え合うという貴重な機会を得たということである。
一人っ子が突然外国に行ってしまったのだから、寂しくないと言えば嘘になる。確かに寂しくなったことは事実だが、この手紙の交換によって私たちは、それ以上の充実した日々を送ることができたのである。遅ればせながら、バンクロフト奨学基金関係機関やその先輩の方々や親子ともどもご指導くださった皆様に、この冊子を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
またこの冊子発行にあたって、イフ・フォーラムの入江氏には公私とも格段のご指導を頂いた。感謝に堪えません。
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