(28)1977年11月1日 折り紙はアメリカでも有名 (淳一郎)

写真が出来たので送ります。 シャーペンの針を送ってください。アメリカにはシャーペンというものはないようです。初めての学期も残すところ3週間となりました。サッカーの方は二試合残すところで、ミッドウエストの南部地区のチャンピオン確実で、今度の日曜日は、北部地区のチャンピオンのミネソタ州のカールトン大学とタイトルをかけて試合があります。カールトンというと僕が行くかもしれなかった大学です。ここからは、八時間ぐらいのドライブだそうです。サッカーは、フットボールのように予算が多くないので、バスではなくて小さな車に分乗ですから疲れます。 もう一つのニュースは、一月にカーター大統領がノックスに来るということです。カール・サンドバーグというゲールズバーグ生まれの詩人の生誕百年記念行事が、ノックス大学を中心にして盛大に行なわれます。カーター大統領も着て演説するそうです。町をあげての行事になるようです。テレビで中継されます。 最近折り紙に凝っています。毎夕食後に鶴を折っています。折り紙「Origami」という名前はアメリカでも有名で、たいていみんな知っています。ただ折り方を知っている人にはまあ出会ったことがありません。考えてみると、「折り紙」というのは、大した伝統芸術ですね。自分で折った鶴を眺めて、改めて感心しています。それから、驚いたことは、大学の本屋で「碁盤」を売っていることです。「囲碁」を少しやっていて良かったと思っています。 一昨日、夏時間から冬時間に変りました。一時間遅れるわけです。ということは日本との時差は15時間になります。今日はハロウイーンといって大勢の人が仮装しています。なかなか楽しいものです。 考えてみると、僕は今テレビを全く見ない生活をしています。19年の人生で初めての経験です。マスメデイアのない生活です。もっとも、新聞は不規則ながら読んでいます。新聞といえば、朝日新聞の縮刷版はまだ届きません。航空便なのに遅いですね。 羽根先生は、日本について何冊か本を書かれています。以前、丸山真男氏と仕事をしたことがあるそうです。 由利枝ちゃんの結婚式に田舎の皆さんが来られるそうで楽しみですね。よろしく伝えてうださい。祝電は次のような文面でお願いします。 「ユリエチャン、ケッコンオメデトウ。ハネムーンハ、アメリカヘキマセンカ」ジュンイチロウ。 それでは、また、さようなら。

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