(67)1978年8月1日 ボーナスはセントルイス旅行 淳一郎
小包みが届きました。サッカーマガジンありがとう。円の為替レートはあがる一方ですね。全く驚くばかりです。おかげでインフレにもならず僕にとっては有難いです。車を買ってしまいました。850ドルの中古品ですが、よく走ります。車に詳しい友達に見てもらってから決断しました。ついに今までの中で一番高い買物をしてしまいました。
この夏これまで1400ドルほど稼ぎました。一昨日まで、17日連続、毎日13時間近い労働で、300人近い子供を相手にした仕事の山も終わり、残り三週間は、いろんな雑用やトラクターの運転などです。1週間90時間近い仕事というのもさることながら、アメリカ人に混じって1人前に仕事をした経験は、何よりも貴重な自信となりました。
僕たちの働きぶりは、きわめて成功だったようで、来年の夏の仕事も保証されました。この週末は、ボーナスとしてセントルイスへ1泊2日の招待旅行に出かけます。
お父さんは51歳の誕生日を迎えますね。おめでとう。
最近手紙を書くたびに漢字を忘れていることに気がつきます。これからの1年間も完全に日本語とは離れることになります。もっともっと忘れることでしょうね。別に心配することではないと思いますが。
今は8月末の休みをどうするか。秋の学期後は何をするか考えています。それに、サッカーシーズンの到来を待ちわびています。もしかしたら、車で遠くニューヨークまで行くかも知れません。ブラウンにも寄ってみたいと思っています。
明日の金曜日の晩は、子供達と豚の丸焼きパーテイーです。子供が150人集まります。夏祭りというか収穫祭というか、恒例の年中行事だそうです。そして、土曜日はKnox County Fairというのがあります。竹田の夏祭りの規模を小さくしたようなものです。トラクターや牛、馬、野菜などの品評会があります。いつかお父さんが話していた「フートーラン・マーカンハクサイ」のことが思い出されます。日本もアメリカも田舎の生活はにたようなものがあります。気さくで、陽気で、酒好きで、互いにみんな知り尽くしているというのも、お父さんの話していた九州の竹田と同じです。こういう生活が、アメリカに来て初めて出来るというのも不思議です。
ではまた。
*1大分県竹田市のこと。父の郷里
*2「太らない・巻かない白菜」ということをジョークと方言で。
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