(39)1977年12月28日 五郎

冬休みで旅行中とか。私たちも冬休みになってほっとしたのも束の間、年末の煤払い、ガラス拭きなどの大掃除で一日が終わった。一人手が減ったので大変だ。 ところでファイナルテストの成績はすばらしいではないか。立派だ。改まって、淳一郎の努力頑張りに敬意を表したい。良くやったなあ。おめでとう。去年の12月国際文化会館で加藤さんが「二年間はDでも良い」といっていたことを思い出しているところだ。加藤さんにお知らせすることを忘れないように。これからは、いっそう自信をもって努力を続けること、そして、謙虚な心を忘れない様に願いたい。 一週間前、ノックスからサッカースポーツニュースが送られて来た。淳一郎のサッカーの活躍の記事も載っていた。「朝日イブニングニュースに記事を送ったので、読んでもらいたい」との添え書きがあった。なかなか親切だね。朝日新聞社に問い合わせてみます。 写真を同封した。学友に日本の名山「富士山」を紹介してもらいたい。 別便で、本、ふりかけ、餅などを発送。餅はもっと早く送るべきだったが、例によって年末は師走でね。分かってもらいたい。今回は、年末年始のため日数が掛かるのではないかと心配しているのだが。ささやかな日本の正月をアメリカの友達と味わってもらいたい。 「贈答」「プレゼント」の故事来歴及び提案、どうも有難う。単なる形式だと無下にしているわけではないよ。故事には、歴史がある、伝統・風俗習慣がある。その底辺には、人の道の教えがあるね。これからは、せいぜい実行することにする。ところで、中国には「隗より始めよ」の諺があるよ。この意味が分かるかな。 「人間関係の大切さと難しさ」は、人間一生の課題だね。手元にあるカーネギー著「人を動かす」という本に、「これからの社会は、いかにして、その人に重要感を与え、持たせて、組織人として価値を認めるかに掛かっている。人をして重要感を与える第一のキーは、その人の持っている価値を認めることである」と書いている。全く同感だ。 私も好き嫌いの激しい欠点がある。人を批判し非難している間は、相手も、同じ様に自分を批判非難していることを知るべきだね。まして、その人を組織の中で、十分に活躍してもらうことは不可能だね。このことは、国際社会の中ではいっそう難しいだろうが、なお一層大事なことだと思う。これは、誰も教えてくれないよ。自分で、日々努力を続けることしか方法がないんだなあ。精進しかないんだ。 後3日で77年(昭和52年)も終わり、今年は、我が家にとっては歴史的な一年だった。一人息子が、アメリカの大学に留学した年だからな。きみにとっても大変な年になったが、私たち2人にとっても記念すべき年になった。アメリカ生活二年目の来年は、お互いに少し楽になるだろう。淳一郎宛の年賀状はまとめてそちらに送ることにするよ。年末寒波がやってきた。今までが暖かかったので、格別寒く感じるようだ。お互いに良い年を迎えたいね。 78年の初日の出の写真を同封。

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