(50)1978年3月4日 会員の起こし方 淳一郎

期末テストまであと一週間、文字通り勉強する時間になりました。毎晩遅くまでタイプを打つ音が続く時期です。 この一週間、野球部の練習がありました。昨日金曜日に僕を含む4人が首になりました。残念だったけれど仕方ありません。バッテイングが全然駄目なんだから。何といってもここ8年間野球らしいものをやっていないものが、野球の本場の大学の野球部に入ろうとするのですから、少々乱暴です。みんなごつい体で軽々とバットを振りまわす連中ばかりです。コーチも腕の力が足りないと指摘してくれました。 次は陸上部かテニス「LaCross」というホッケーに似たゲーム、ゴルフなどいろいろな部があるので、ゆっくり決めたいと考えています。とにかく、外で遊びたいですね。ナイストライの評価される国です。何でも試すことが出来て気楽です。 例の「Fiji」では、木曜の晩に、僕ともう一人の新会員がハウスに泊まって、翌朝ハウスに住む会員を頼まれた時刻に起こすという仕事をしました。ただ決められた時刻に起こすだけではないのです。起こし方も要求されているのです。「7時45分・枕元にドーナッツとコーヒー、天気予報を英語と日本語で」とか0「8時・歌を歌ってお早うを7ヶ国語で」というように、人によって要求が違うのですから大変です。一番早かったのが5時半だったので、それ以降は全然眠ることが出来ませんんでした。アメリカ人に感心することは僕たち日本人には馬鹿らしくて出来ないようなことでも、一度決心したらまじめにやって自分も楽しむということです。この日も、ある男が「自分のガールフレンドを呼んで起こしてくれ」と注文しました。そこで、前の晩に彼女に電話をして協力を頼みました。彼女は朝食と新聞を持ってきて、彼の顔にシェービングクリームを塗りたくって起こしていました。 会員たる以上は、お互い同士をよく知り合うことが大切です。そこで、会員一人ひとりのホームタウン・専攻・好きな音楽・ニックネームなどを覚えなくてはなりません。家族のことも知っておく必要があります。離婚の多い国のことです。現在両親は別居中なんていうのはざらです。別に隠したがりません。毎日、同じ屋根の下に住むとなるとちょっとしたことで問題がおきやすいので、こういうことは知っておかなくてはならないのです。なにしろ、バラエテイーに富んだ人間の集まりなので、人との付き合い方の練習には最高です。 春休みは、10日ほどです。サッカーの友達の家を訪ねて、オクラホマ州へ行く予定です。12時間の汽車の旅です。もう湖で泳げるそうです。楽しみです。誕生日までにお金を送ってください。現在300ドルほどあります。ではまた。

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