(64)1978年7月10日 よく働くアメリカの子供たち 淳一郎

アルバイトも、5週目になりました。来週からは、トウモロコシの穂を取り除く作業が始まります。この2週間ぐらいが一番忙しい時期だそうで、休みはありません。時には朝四時から夜まで働く日もあります。14-16歳の子供たちが、200人以上並ぶとなかなか壮観です。トウモロコシは僕の背より高いので、彼らを監督するのは大変です。毎日5-6人が首になります。僕たちが首にするのです。しかし、彼らと働くと楽しいことがあります。昼休みはランチを交換したり弁当を作ってきてくれないかと頼むと、翌日はちゃんと持ってきてくれます。 今朝、仕事に行く途中車のタイヤがパンクしてしまいました。勿論、僕はどうしてタイヤを交換して良いか分かりません。面目丸つぶれの感があったのですが、さすがに男の子たちはよく心得ています。近くの農場へ行って道具を借りてきてさっさと交換してしまいました。タイヤの交換に限らずこちらの子供は車の修理、家のペンキ塗りなど子供の頃からやっているのでよく知っています。 先週「FIJI House」から教授の家に引っ越しました。今今年ノックスを卒業したインドネシア人と一緒に住んでいます。さすがに4年間の経験のためか、彼は買物のこつから、電機・自転車(僕らの唯一の交通機関)の修理まで一人で上手にやってくれます。料理やペンキ塗りが得意で、教授連の家から引っ張りだこです。ただただ感心するばかりです。物理専攻とあってメカには詳しく、生活のこつも心得ている感心な男です。彼をみているとTVぐらいは直せないと、よき夫、父にはなれないのでは。。。などと気を揉んでいる毎日です。何も知らない、何も出来ない自分を情けなく思う時がしばしばあります。この夏は、なんとしても車の免許だけは取ろうと思います。車の運転ができないのでは仕事の範囲・種類が限られてします国ですから。 卒業後、婚約したり結婚したりする友達が続出、僕にとっては、ただ驚くばかりです。毎日走っているので、体重は一年前に戻りました。

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