(30)1977年11月11日 日本のことを考えなくなった (淳一郎)
昨日は雪がちらつきました。急に寒くなりました。体調は最高です。まずは荷物の件から。4日に航空便が2個届きました。新聞縮刷版は1ヶ月近く掛かっているのに、もう1個の方は、6日で届いています。随分不規則ですね。新聞に大変興味深い記事があるのに驚いています。3ヶ月経ってみると、新聞の読み方も変って来ました。マレーシア人と付き合っている関係から、注意して読むと、福田首相がアセアン諸国を訪問しているのですね。日本のことをレポートに書く必要から日本に関心をもって読みました。ちょうど終戦記念の月であることもあって大変有益な記事が目に付きます。今まで、もっと熟読すれば良かったと思いました。マスコミの問題がいろいろ書かれますが、読み方によっては大変有効な情報があることに初めて気が付きました。
ミニタームの費用は基金から出ることになりました。ご安心ください。
この週末は、初めて試合がありません。前に知らせたように南部地区で優勝したノックス大学は、北部地区代表のカールトン大学と戦い、延長で2対1で負けました。完全に勝てたゲームだったのに、どうしてもレフェリーは地元びいきになりますね。けれどよいゲームが出来て満足しています。1点は僕がアシストしたものです。
カールトン大学には確かグルー基金から女の子が一人留学しているのですが、名前が分からず会えなかったのは残念でした。せっかく8時間かけて行ったのに、ミネソタは真北にあたりやっぱり寒かったです。一週間後だったら吹雪の試合になったことでしょう。8時間のドライブというと、東京から岡山ぐらいの距離でしょうか。6,700キロぐらいです。アメリカの広さを実感するのに十分なドライブでした。
後1週間で期末試験が始まります。サッカープレーヤーはみんあクラスに追いつくのに必死です。もう来年の9月まで練習はありません。チームとしての練習はオフシーズンには許されていないそうです。それぞれ、水泳・ホッケー・レスリング・野球・バスケットなどのスポーツで冬から春を過ごすようです。僕も久しぶりに野球でもやろうかと考えています。ウエイトトレーニングを始めました。
ふりかえってみると、僕の英語も大分進歩してきたようです。そのためか友達も増えました。気が付いてみると、日本のことを考える時間が急速に減っているような気がします。今だから話せますが、8,9月の頃は毎日のように日本の夢を見ていました。手紙が何よりの楽しみでした。今は、手紙を貰うのは嬉しいけれど、書くのが面倒臭くなってきました。十分戒めて規則正しく書くように努めなければと思っています。
最後に朝日新聞で見つけてゲーテのことばを引用します。
「人は旅に出てあらかじめ自ら持っていたものだけを持ち帰る」
気に入っています。来学期は、ピアノのレッスンを取ることにしました。九州の叔父さん、叔母さんによろしくお伝えください。
シャーペンの針を送ってください。それでは、また。
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