(26)1977年10月22日 手紙を書くのが億劫 (淳一郎)

今週は、ホームカミングといってノックス大学のOBたちが、大勢母校を訪れて多くの行事が催されて賑やかです。今日は午前中にOB戦がありました。 中間試験が終わってみんな疲れ気味です。成績は、数学がA、英語がB、人類学がCでした。ちょうど学期も半分終わりました。学期が終わると6週間の休みがあります。ミニタームという3週間のコースがあるので、それを取ることになるだろうと思いますが、どうもこの期間の授業料はバンクロフト基金から出ないらしいのです。300ドル程度かかるので、現在思案中です。 どうも最近手紙を書くのが億劫になってきました。以前は、言いたいことがどうしても英語で表現できなかったので、日本語の手紙を通して表現していたのですが、英語で何とか話そうとすることに慣れてくると、手紙にぶっつける必要もなくなってきました。届く手紙も以前より減りましたしね。 先日は、突然の電話に驚かれたと思います。家の受話器の音が懐かしかったです。声がとても近いのにびっくりしました。何かあったときは、電話ですぐに話せることが分かって何だか安心しました。電話の価値を再認識しているところです。 近頃こちらの食事に飽きてきました。それにどうも食べすぎのきらいがあるようです。体重も増えてきたのではないかと思います。今日はこれから「てりやき」(すき焼きのこと)を食べに行きます。フラタニテイーと呼ばれるクラブがあって、そこでの夕食に呼ばれています。お母さんが日本人という友達がいて、彼が招待してくれました。秋が深まってきました。今日は風邪が強く、キャンパスは落ち葉で一杯です。リスやウサギの姿もめっぽう減りました。夜になると、オリオンが南天に輝きだします。友達に「星座はアメリカも日本も同じだ」と、いくら説明しても納得してくれません。ではまた、さようなら。

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